PROJECT
プロジェクト詳細
廃棄物からエネルギーを創る未来へ
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「Challenge Future Enegy Project」とは
三友グループでは、工場からでる廃棄物(廃パルプなどのセルロース系廃棄物)を原料にバイオエタノールを精製し、ATJ(Alcohol to JET)技術によって「持続可能な航空燃料(Sustainable aviation fuel; SAF)」を生産するプロジェクトを推進しております。
国土交通省が掲げる2030年時点のSAFの使用量「本邦エアラインによる燃料使用量の10%をSAFに置き換える」の実現に向けたサプライチェーンの構築の一翼を担っています。
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NEDO助成事業
”国産第二世代バイオエタノールからのバイオジェット燃料生産実証事業”がテーマとして採択されました
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第二世代バイオエタノールの精製
ワラなどの食料と競合しないセルロース系原料を用いて糖化・発酵によって製造します。
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水蒸気爆砕技術
原料を高温、高圧処理後、一気に圧力を開放し、水蒸気を膨化させ、組織を崩壊・繊維化致します。
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フェーズ3(2022年~ )
2022年8月 国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下「NEDO」という。)による「バイオジェット燃料生産技術開発事業/実証を通じたサプライチェーンモデルの構築」に係る公募が実施され、弊社の「パルプからの純国産バイオジェット燃料の一貫生産およびサプライチェーン構築実証事業」が実施予定先として決定いたしました。
フェーズ2(2020年~2021年)
2020年-2021年 純バイオジェット燃料の一貫製造技術を確立するとともに、原料調達の持続可能性や製品供給を含むサプライチェーンの構築を視野に入れ、これらの事業スキームや経済性について検証することで市場形成を促進させました。
また、化石エネルギー収支や温室効果ガス削減効果といった環境影響評価にも取り組んでいきました。
フェーズ1(2015年~2019年)
2018年度ではガソリン比GHG削減効果50%、化石エネルギー収支2以上の一貫生産プロセスの最適化を検討しました。また商用化に向けた一貫生産プロセスの確立、ガソリン価格を見据えつつ海外エタノールと競合できるバイオエタノール生産コスト実現の検討しました。
2019年度では生産規模拡大のために原料の多様化を検討致しました。またプラント建設コスト低減のためにプロセス改善の検討、エタノール用途拡大による事業性向上の検討しました。